本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







∴‥∵‥∴‥∵ 「 女の子 」 ∵‥∴‥∵‥∴





 私は秋田県大仙市の中学三年生で、のんびり夏休みを過ごしていた。

 その日、友達と遊んだせいか、早くから睡魔が襲ってきた。



 ぐっすりと寝ていたが、なんとなく体が重い気がして目が覚めた。

 薄目を開けると、開いていたカーテンの窓の向こうに誰かいる。

 おかっぱ頭で、白いブラウスに赤いスカートを着た女の子……。



 まるで、トイレの花子さんのような姿の子が、じっと私を見詰めている。

 (この子……なんか、ヤバイ……)

 寝惚けながらもそう感じた。



 とっさに私は「南無阿弥陀仏」と呟いた。

 その瞬間だった、女の子が怒ったのがわかった。

 その途端、金縛りになり声も出せず、逃げることができなくなった。




 
閉まっているはずの窓から、手がにゅ〜と伸びてきた。




 白く細い手は、その女の子の手だ! と直感でわかった。

 有り得ないほど長く伸びた手は、くねくねと白蛇のようにうねる。



 (それに捕まったら、絶対帰れなくなる……!)

 何とか逃げようとするが、体がまったく動かない。



 とうとう手を捕まえられそうになったその瞬間。

 母が私の部屋に入って来た。

 と同時に女の子も、手の気配もなくなり、体を動かすことができた。



 手が出てきた窓は閉まっていて、鍵もかかってい。

 あの女の子は誰で、なぜ私のところに来たのかはわからない。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■投稿:sioriさん(女性・秋田県)
 ■読者の採点 2.80点  

 ◆雲谷斎のイッチョ噛み
  「キミは誰やねん、住民票を持って来なさいと言うたったらよろし。
  あ、そうか、金縛りやから声も出ぇへんのやった」

  
◆2017.08.30発行 逢魔が時物語メルマガ【子供にかかわる怪談】より
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