本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







∴‥∵‥∴‥∵ 「 障害物 」 ∵‥∴‥∵‥∴





 お盆時期の前に携帯に不調が起き、修理に出した。

 十四日に修理完了との電話を受け、受け取りに出かけた。



 その日、岩手県盛岡市では酷い雨だった。

 仕方なく、ショップまで三十分の道のりを傘を差して歩いた。



 半分ぐらい歩いた頃だろうか。

 小さな児童公園があり、それを過ぎて小道に差しかかった時だった。

 目の前で、それは起こった。



 薄いブルーの小型車が徐行して走っていた。

 それが急に何かに乗り上げたらしく、ガクンと車体を揺らした。

 野球のボールほどの大きさの物を踏んだ感じだった。



 運転していた人はブレーキを踏み、慌てて車外に出て確認している。

 ところが、そこには何もないのだ。

 道に穴がある訳でもなく、石などの障害物もない。



 雨に濡れた平坦な舗装された道があるだけ……。

 首を捻りながら、運転していた人は車内に戻り走り去った。

 だが、じつはその車が何かに乗り上げた瞬間、私は聴いていた。




 
小さな子供のクスクスという笑い声を……。



 
 不可解な笑い声を聴いたのは、恐らく私だけ。

 運転していた人は、車体の下の障害物を探していた。

 笑い声の主を探しているような感じは微塵もなかった。



 あれはもしかして、お盆に戻ってきた小さな霊の悪戯?




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■投稿:makimiyaさん(女性・岩手県)
 ■読者の採点 2.40点  

 ◆雲谷斎のイッチョ噛み
  「子供の霊の悪戯やったとしても、危ないやっちゃなぁ。
  三途の河原の石でも持って来よったんかいな?」

  
◆2017.08.30発行 逢魔が時物語メルマガ【子供にかかわる怪談】より
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