本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







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≪≪≪ 古アパート ≫≫≫
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 大阪の城東区関目から旭区へは、いろいろ裏道もある。

 ある日の夜九時頃、旧京街道の辺りの裏道を家路についていた。



 その時、ふっと頭上に視線を感じた。

 その狭い道に二階建ての古アパートがある。

 見上げるとやはり、お爺さんが暇そうに窓越しに見下ろしている。



 何ということもない日常的な光景ではあった。

 だが、それは有り得ない光景でもあった。



 それから数日後、一杯飲るかと弟を誘った。

 弟は古アパートのあるその狭い道を歩いてきたらしい。




 何も伝えていなかったのに、

     
途中で妙にゾワ〜っとしたという。




 「どの道で来た?」

  やはり自分と同じ、あの古アパートのある道だという。



 「二階の部屋から、痩せた爺さんが見下ろしてなかったか?」

 「なんで兄貴知ってるねん」

 弟はびっくりしていた。



 はじめは弟も、爺さんが暇つぶしに窓越しに見ているのだ思った。

 それなりの生活感も感じたらしい。



 だが、その古アパートの玄関は頑丈に木材が打ち付けられている。

 さらに黒いガムテープで、ドア周辺は目張りのごとく封印されている。

 住民は、とうにいないはずなのだ。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■投稿:横目のシーサーさん(男性・大阪府)

 ◆雲谷斎のイッチョ噛み
  「出た! 勝手に住み続けてる居直り幽霊や。
  あるいは冥土から引っ越してきたおじんかも」

  
◆2018.01.10発行 逢魔が時物語メルマガ 【視】にまつわる怪談より
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