本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







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≪≪≪ ホテル異変 ≫≫≫
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 ある日の夕方、友だちから電話があり、遊びに出かけた。

 時間を忘れて遊びまわり、気づいた時にはもう日付は変わっていた。

 交通手段もなくなり、帰るに帰れなくなってしまう。



 仕方なく、私たちは徳島空港の近くのホテルに泊まることにした。

 そのホテルの部屋は中二階になっており、一階はトイレや風呂、

 二階にベッドやテレビがあった。



 しばらく二階で話をして過ごしていたが、そろそろ休むことに。

 私が先に風呂に入り、友だちと交代してからテレビを見ていた。



 しばらくして友だちが風呂から戻ってきたが、突然ヘンなことを訊く。

 「ねぇ、あんた、さっき下に来た?」

 「ええ? 行ってないよ」



 影が見えたから声をかけたけど、黙って去っていったと言う。

 たぶん勘違いかなと二人で話したが、何となく気持ちが悪かった。

 気になって寝る気になれず、二人でずっと起きていた。



 それは朝の五時頃だった。

 その後、何も起こらなかったので、勘違いだったかもと話していた。




 すると突然、

      
携帯のスピーカーが激しいノイズを発した。




 心臓が跳ねるような大きな音だった。

 電話がかかってきた時に共鳴したりすることはよくある。

 だが、私の携帯にも友達の携帯にも電話はかかってきていなかった。



 ノイズは五分ほど部屋を満たして、ぴたっと止んだ。

 音が止んでほっとしたのも束の間、今度は天井から足音がする。



 しかも、一人や二人の足音ではない。

 何人もの足音が降るように響いてくる。

 ところが、私たちの部屋が最上階で、その上に部屋などない。



 私たちはすぐそのホテルを逃げ出した。

 そのホテルには二度と近づかないが、今でもそのホテルは存在する。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■投稿:李音さん(女性・徳島県)

 ◆雲谷斎のイッチョ噛み
  「ホーンテッドマンションみたいなホテルですやん。ちと行きたい。
  その部屋で過去何があったんやろ? きっと知らん方がええ」

  
◆2018.02.20発行 逢魔が時物語メルマガ 【聴】にまつわる怪談より
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