本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







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≪≪≪ 留守番 ≫≫≫
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 当時、まだ中学生だった私は、夜遅くまで埼玉県川越市にある

 家の留守番をしていた。



 母は看護師なので、当直勤務で朝まで帰らない。

 兄は仕事で遅くなると連絡があった。

 父は夜勤のはずだった。



 私は普段からよく一人で留守番をしていたので平気だった。

 しかし、その日に限って奇妙な空気を感じていた。




 家の奥にある台所に、人の『気配』があったのだ。




 (……何だろう?)

 ミスター・マリックの番組を見ていたので、神経が高ぶっている?

 そう思うようにしていた。



 居間でテレビを見ていると、台所でガタガタと異様な音もする。

 その時、ジリリリ、ジリリリ! 電話が鳴った。

 出ると、夜勤のはずの父だった。



 「お爺ちゃんが今亡くなったから、お母さんに伝えてくれ」

 元気のない父の声だった。

 母は勤務先から、そのまま祖父の亡くなった病院へ向かった。



 つつがなく葬式も終わり、納骨も終わったある日。

 私は母にお爺ちゃんが亡くなった日に起きたことを話した。



 「お母さん、あの夜さぁ、もしかしてお爺ちゃんはうちに来てた

 かも知れない。台所でガタガタ音がしてたんだよ。お腹が空いて

 何か探してたのかなぁ……?」



 母は驚きもせず「ふ〜ん」と何度か頷いていた。

 そして、次の日から母は台所にお水をあげるようになった。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■ネズミ番長さん(女性・東京都)

 
◆雲谷斎のイッチョ噛み
 「いつもと違うちょっとした違和感ちゅうやつですね。
  女性の鋭い第六感……すぐバレるのはこのせいや」


 
◆2018.05.10発行 逢魔が時物語メルマガ【感】にまつわる怪談より
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