本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







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≪≪≪ 隣の部屋 ≫≫≫
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 ある冬の夜、愛媛県の松山市の自宅でのこと。

 寝ようと思い、部屋の障子、襖などすべて閉めた。

 隙間風が寒いし、飼ってる猫が入らないようにするためだ。



 布団をかぶり、横向きになって頭を枕に置く。

 うとうとしかけた頃、後頭部側の枕に重みがかかった。

 同時に、足元にも何かが乗って凹んだ感触がある。



 (はは〜ん、猫が入り込んだままだったんだ)

 電気をつけ、猫を追い出そうと起きた。

 だが、何もいない。



 (あれ、ヘンだなぁ? 気のせいだったのか……)

 ふたたび寝て、特に気にせずうとうとし始めた。



 私が寝てる部屋は、二階の並んだ八畳一間の一つ。

 隣とは襖で仕切られていて、隣には誰もいない。

 三十分ほど経った頃、隣の部屋に気配があった。




 『何者』かが、じわじわとこっちの部屋に向かってくる。




 それは隣部屋の襖の前に立った気がした。

 目を開けようとしたが、なぜか開かない。

 なのに、なぜか暗い部屋の中の様子が瞼に映った。



 スゥーッと襖が音もなく開いた。

 そこに上半身真っ黒のものが立っていた。

 下半身は無い。



 これはまずいともがいていると、突然目が開いた。

 急いで電気を点けたが、襖は閉まったまま。

 隣の部屋も覗いてみたが、もう何もいなかった。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■カタメ猫さん(女性・愛媛県)

 
◆雲谷斎のイッチョ噛み
 「たぶんうたた寝の夢かなとは思うんですけど、
  もし、何かがおったんやったらお化け屋敷やがな」


 
◆2018.05.10発行 逢魔が時物語メルマガ【感】にまつわる怪談より
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