本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







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≪≪≪ 島田(2) ≫≫≫
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 続いて、同じ島田(仮名)の話。

 一月の六日、また島田が私の所にやって来た。



 私は『鳴子温泉の廃ホテル』の噂話が聞きたかったので、

 こたつに入って さぁ聞こうと満を持していた。

 そこに前の会社の同僚で、りつこという人がやって来た。



 もちろん島田とは初対面。

 私が二人を互いに紹介して「あ、どうも」みたいな感じになった。



 すると、いきなり。

 「お父さん、大丈夫だよ」

 唐突にそんなことをりつこに言う。



 私はええっ! と驚いた。

 じつはりつこは、秋田の実家から今日帰ってきたばかりだった。



 遠いので冬には帰らないのだが、年末にお父さんが入院した。

 元旦の日から実家に帰っていて、今日車で帰って来たのだ。



 もちろん、りつこも「ええ……?!」となっていた。

 「わかるんですか?」と言うと、

 「聞きたいんでしょ」

 島田はそう言って、二人で詳しく話しはじめた。



 じつは、りつこには島田のことは内緒で話してあった。

 「私も見てもらいたい」

 りつこは、そんなことを言っていた。



 「ね、島根さんが来たら教えて」

 と言われていたのだ。

 私には検証する意味でも、何を話すか興味津津だった。



 島田には悪いと思ったが、りっちゃんにメールで

 『島田が来てるよ』と送っておいたのだ。



 島田には、これから誰が来るかは一切話していない。

 だから、いきなりのお父さんの指摘に私もびっくりだった。

 私も知らないりつこの家族の事、仕事の事などズバズバと

 言い当てていくので、本人もびっくりしていた。



 特に凄かったのは、島田がりつこに、

 「首から背中にかけて重いでしょ?」

 と言って背中に触ったら、瞬時に軽くなったこと。



 りつこも「あ、軽くなりました!」と感激していた。

 死んだお爺さんが心配で来て、背中に憑いていたらしい。

 「わかってくれたので安心して抜けていった」とのことだ。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■道祖神さん(女性・岩手県)

 
◆雲谷斎のイッチョ噛み
 「う〜む、島田さん、やっぱ凄いわ。スーパー霊能者や。
  独立して、島田ミラクルパワーちゅう会社作りなはれ」


 
◆2018.05.20発行 逢魔が時物語メルマガ【感】にまつわる怪談より
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