本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







人でも霊でもないモノの怪異
【妖】にまつわる怪談



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★★★ キミの名は? ★★★
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 専門学校で同じクラスだった友達は、長野県伊那市の出身。

 特に霊感が強いということはないが、奇妙なモノを見たらしい。



 それは彼が小学校4年生の頃。

 放課後、いつものように友達数人と外で遊んでいた。

 辺りが薄暗くなってきたので、家に帰ろうということに。



 「お〜い、帰ろうぜー!」

 「おー!」

 声を合図に五、六人の男子がそれぞれの自宅の方にダッシュ!



 彼は同じ方角に帰るT君と二人で百メートルほど走った。

 どちらともなく速度を落とし、歩き始めたとき。



 「おい、あれ何だよっ!」

 T君が立ち止まって、何かを凝視している。



 そこは神社の参道の入り口で鳥居があった。

 神社の境内まで広く見渡せるような、平坦な場所だった。

 その神社の境内に訳のわからないモノがいた。



 薄ぼんやりと白くて、丸っこいもの……。



 それが幾つかポイ〜ンポイ〜ンと、飛び跳ねていたのだ。

 その大きさは六十センチから一メートルぐらい。

 音もなく、軽やかに、ただ飛び跳ねている。



 見ていると、その数もどんどん増えているような気がする。

 これ以上見ているのは、なんだか良くないと思えた。

 彼とT君はたまらず「うぇっ!」と声を上げて逃げ帰った。



 翌日、学校ではその話題で持ち切りになった。

 その丸っこいものを見に神社に行った者もいたが、遭遇しなかった。



 「あれは本当に気持ち悪かったなぁ。昔さぁ、ヒューヒューと

 ポーポーって、形が自由自在になる怪獣マンガあっただろ?

 まるで、あんな感じだったんだよなぁ」

 専門学校のクラスで力説する彼だった。



 フランスからの留学生Mだけには、わかってもらえなかった。

 そこで、彼はヒューヒューとポーポーを絵に描いて説明した。

 すると。



 「オオ、バーバパパ!」

 一発で合点してくれた。

 ターガン一家というアメリカのマンガに出てくるのだと。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■墨丸さん(女性・海外)

 
◆雲谷斎のイッチョ噛み
 「よく似た名前はあったけど、結局それの正体はわからんまま。
  白く丸いもの……餅や、巨大餅やがな!」


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