本当にあった怖い話・不思議な話


【 メルマガ怪談集 】







∴‥∵‥∴‥∵ 「 押入れの中 」 ∵‥∴‥∵‥∴





 滋賀県守山市の自宅でそれは突然起こった。

 その夜、いつも通り布団に入り、眠ろうとしていた。

 布団の横には押入れがある。




 その押入れの中から、
ゴトゴト…ゴトゴトゴト……音がする。




 何だろう、ネズミでもいるのかと、押入れを開けてみた。

 余っている布団や枕があるだけで、変わったところは見当たらない。

 眠さと邪魔くささで、そのまま押入れを開けたまま寝てしまった。



 次に、ふっと目が覚めたのは、深夜二時三十分頃。

 目を開けたのとそれは同時だった。

 何もしていないのに、いきなり押入れの布団や枕が落ちてきた。



 滑り落ちたのだろうと、特に恐怖心などは感じなかった。

 だが、この現象は序章に過ぎなかった。



 落ちてきた布団と枕を、押入れに片付け終えた時だった。

 頭上の電気が点いたり消えたりする。

 それと一緒に、人の呻き声がらしきものが聴こえてきた。



 もう、身震いどころではない。

 怖ろしくて、居ても立ってもいられず、台所から塩壷を持ってきた。

 必死になって、押入れの中、入れ直した布団や枕にたっぷりかけた。



 あの現象はいったい何だったのか、今でもわからない。




 投稿のストーリーを変えることなく、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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 ■投稿:玉山歳雪さん(男性・滋賀県)
 ■読者の採点 3.50点 ★ 

 ◆雲谷斎のイッチョ噛み
  「棲んでるんや、棲んでるんや! 押入れの中に良からぬモノが。
  今度ガタガタいうたら、写真撮って送ってもらえませんやろか」

  
◆2017.05.02発行 逢魔が時物語メルマガ【音にかかわる怪談】より
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