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episode. 14






実話怪談×小説

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(実話怪談×小説×画像×動画)







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          episode.14「灼熱の真意」
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 戦慄すべき予知夢の話はこうだ。
 Dさんという女性が、まだ小学生の頃。

 夏休みに、家族全員で従兄弟の家に泊まりに行った。
 当時はファミコンが大流行していたので、その家のテレビはずっと
 テレビゲームのモニターになっていた。

 親たちも、とっくにテレビを見ることはあきらめていた。
 思う存分ファミコンをしたり、スイカを食べたり楽しく過ごした。

 みんな遊び疲れ、その夜はゲーム機を接続したまま寝ることに。
 彼女は妹と一緒の部屋で寝ることになった。

 ファミコンのやり過ぎなのか、浅い眠りで夢を見た。
 奇妙で、陰惨な夢だった。

 なぜか、長方形の石の台の上に、男の人が横たわっている。
 その人はワイシャツにネクタイ、サラリーマンのような格好だった。
 男は横たわったまま、びくともしない。

 奥さんと小さい子供が二人、た男の人に取りすがって号泣している。
 亡くなった人だとわかった。

 すると、男の背後で赤々と炎が上がりはじめた。
 台に寝かされた男は、無惨にもドロドロに溶けていく。
 まるで熱く燃えさかる溶岩のように、人が溶けていく光景だった。

 彼女はあまりの怖さで、ハッと目を覚ましてしまった。
 (えっ、なに……これは夢?)

 現実を確かめようと隣りを見ると、爆睡する妹の姿があった。
 (ああよかった、やっぱり夢だったんだ)安心してまた眠り込んだ。

 次の朝、いちばん寝坊した彼女は、みんなのいる居間に入った。
 すると、テレビにはゲームではなくニュースが映っていた。



 日航123便が、昨日墜落したという悲惨なニュース……。
 



 あの事故と、昨夜見た怖ろしい夢の関連はわからない。
 ある種の予知夢だったのか……偶然の夢の内容だったのか。

 ただ、彼女は成人した今でも、毎年夏のあの日になると思い出すという。
 ありありと記憶に残っているあの夢のことを。



 
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 episode.14「灼熱の真意」 投稿:Dryaidさん(女性・東京都)
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 電子本「逢魔怪奇探偵団」は、実話怪談投稿を元に雲谷斎が大幅に読み物として執筆。





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