本当にあった怖い話・不思議な話


実話怪談






逢魔が時物語メルマガに掲載した実話怪談投稿です








#18 出演者たち



 いつも寝ているベッドはロフトベッドというもの。
 一メートルほどの高さがある。

 いつも深夜の一時二時ぐらいに寝るのだが、時折り金縛りに遭う。
 その夜、眠りに落ちて三十分後ぐらいに『夢』のようなものを見た。

 たぶん、その時点で金縛りに遭っていたのだと思う。
 その夢のような中で、私は友人二人と『鬼ごっこ』をしていた。

 私は後ろの友人に追いつかれ、背中に張り付かれてしまった。
 ところが、意味なくグイグイと押される。

 様子が変だったので、本当に友人か? と疑った。
 すると、私の右側を友人が追い抜いて駆けていく。

 それは余裕がなく、必死で何かから逃げるようだった。
 何だ? 何で逃げてる? と思っところで目が覚めた。
 異変はここからだった。



 
まだ私の背中に、その何かは張り付いている……!



 背中にビタッと張り付いてるという確かな感覚があった。
 うつ伏せに寝ていたのだが、重さは感じない。息遣いもない。

 金縛りだったので、ウオッ! と叫んで解いた。
 しかし、また眠って三十分もしないうちに、それはまた現れる。

 背中に布団を被っているのに、それは背中に張り付いていた。
 また気合と共に跳ねのけることができて、助かったことがあった。

 次はその二、三日後。
 今度はイタチぐらいの小動物が背中でガンガン跳ねている。

 金縛りだった。小動物の動きは異常に速かった。
 この異常も気合で復活した。
 なんとんく、グレード)が下がってきてるぞと余裕すらあった。

 その翌日は奇妙な夢だった。
 家の階段の下で何かを待っている私がいた。

 すると、階段の上から誰かがフェレットのような動物を放つ。
 胸に抱いて可愛がってると、胸の奥に顔を埋めてくる。

 可愛いなぁと思って抱いていると、どうも動きが変なのだ。
 絶対有り得ない方向に動物の体が曲がっていく動きをする。
 気持ち悪くなって、堪らずそいつを放り出したら目が覚めた。

 ところが、居るのだ。私の胸のとこに、そいつが……。

 夢の中とまったく同じ、変な動きを胸の上でしている。
 体は金縛りだった。まったく動けない。
 また気合で解いたのだが、やっぱり寝ついて三十分ぐらいの時刻。

 それが起こる時間といい、同じようなことが続いていた。
 もう慣れっこになっていたある日、またもや出た。

 出てくるモノのグレードが下がっていたので、安心はしていた。
 今回もやはり寝ついて三十分後。夢は見ていなかった。

 それはいきなりだった。
 両肩をがしっとち強く掴まれたので、思わず目が覚めた。

 母が起こしたのかな? と思っていたたら金縛りに。
 えっと思い、目を開けると……居た。
 すぐ目の前に動物ではなく、女が居た。白い着物を着ている。

 私と向かい合って、ぐいと両肩を掴まれてる状態。
 髪型はおかっぱ、顔は少しぼやけがちだが色は白かった。
 顔には目と鼻が無かった。異様に大きな口だけが見えていた。

 呆然としてると、女は右手でベッドの上から何かを取ろうとする。
 ベッドの上には何もないはずだが、何か本能的にヤバイ! と思った。

 今度は渾身の力で、ウォッ! と叫んで金縛りを解いた。
 幸運なことに、女も一緒に消えていた。

 いろんなモノが現れて、最後には口だけの女……。
 さて、次の金縛りでは何が出てくるのだろう。




  投稿 Kさん(男性)
 ※メルマガ等掲載にあたり、雲谷斎が原文を全面的に訂正執筆しています。







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