本当にあった怖い話・不思議な話


実話怪談






逢魔が時物語メルマガに掲載した実話怪談投稿です








「踝のケガ」



 これは菜の花さんという女性が、まだ子供だった頃の奇妙な話。


 彼女はなぜか、よく足の踝(くるぶし)にケガをした。
 一度や二度どころではない。
 それこそ数えきれないほどだ。


 もちろん子供のことだから、走り回って遊ぶ。
 転んだり、ぶつけたりしたのだろうが、なぜか踝ばかり。


 まあケガの程度は軽く、いつもすぐに治ってはいた。
 だから、安心していたのだろう。


 その日も、踝に軽いケガをしてしまった。
 いつものことだから、すぐに治るだろうと気にもしていなかった。


 ところが、ケガの状態はだんだんと悪化する。
 小さかった傷が、どんどん大きくなっていったのだ。


 さすがにこれには不安を覚えた。
 そこで、友達に事の次第を話した。


 まだ小さな子供だったので、『霊感』という言葉も知らなかったが、
 その友達には、恐らくそんな力が具わっていたのだろう。
 話した夜に、友達は奇怪な夢を見たというのだ。




 彼女の踝を、
がむしゃむしゃと食べている
 という夢だった。






  投稿 菜の花さん(女性)
 ※メルマガ等掲載にあたり、雲谷斎が原文を全面的に訂正執筆しています。









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