本当にあった怖い話・不思議な話
【 実話怪談 】
小学生だった頃。 久しぶりに、いとこのお姉ちゃんの家に泊まりにいった。 お姉ちゃんはその頃、あるファミレスでバイトをしていた。 そのバイト先で奇妙なことが起きるという。 怖い話が大好きだった私は、寝ながらその話を聞いた。 ある晩のこと。 やっと客も少なくなったとき、ツーと自動ドアが開く音がした。 「いらっしゃいま……?」 お姉ちゃんは途中で言葉を飲み込んだ。 たしかに自動ドアが開いたのに、そこには誰もいない。 いたずらかな? と思いつつ、また仕事に戻る。 するとまた自動ドアが開くのを感じ、そっちの方を見た。 すると、誰もいないのにドアだけが勝手に開いている。 そばにいたバイト友達も気がついていた。 「え?」という不可解な表情をしている。 バイトが終ってから、バイト友達と一緒に店長に問い質した。 はじめはセンサーの故障だろと胡麻化していたが、 しつこく訊くとやっと本当のことを話してくれた。 以前、ここで働いていた店員が仕事中に具合が悪くなり、 倒れて亡くなったというのだ。 まだ成仏できてないのか、死んだことを認識してないらしい。 ドアが勝手に開く異変がよく起こるという。 店長は知り合いに頼んで、御札を貼ってもらったらしい。 しかし、よほど執着が強いのか、効き目はないという。 投稿 Y・Mさん(女性・大阪府) ※メルマガ等掲載にあたり、雲谷斎が原文を全面的に訂正執筆しています。 |
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