本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


<読者のコワイ体験談>

【逢魔が時メルマガ2010.2月 ランキンランキン第3位 53.25点





−会いたかったよ−


■■■M・Yさん(女性)からの投稿■■■





 あれは、確か小学校三、四年の頃だったと思います。

 母方の祖父と祖母を相次いで病で見送った、ずっと後のことでした。
 おぼろな記憶では、わりと暖かい空気が流れていたので、
 初夏から初秋のあたりのどこかだと思います。

 その夜、いつものように弟とテレビを見てお風呂に入ってから、
 普段通り弟の分まで布団を敷いて、いつものように寝ました。

 どのくらい寝ていたのでしょうか……。
 いつもなら遅くまで起きている母も寝ていたのだから、もう真夜中
 であろうことはわかりました。

 私は何の気なしに、ふっと目が覚めたのです。
 とりあえず、おトイレにと思い、何気に天井を見上げた途端。
 私はほんとに驚きました。



 
懐かしい顔が、やさしく私を見下ろしていたのです。



 「おばあちゃん!」
 私は思わず声を上げていました。

 天井に映る顔は、紛れもなく死んだはずの母方の祖母の顔でした。
 本当にやさしかった祖母は、満足げに何度も何度も頷きました。
 そして。

 「元気だったかい?」と小さく口を動かしました。

 声が聴こえた訳ではありません。
 私にはそう言ったように感じられたのです。

 「元気だよ。みんな元気でいるよ。おばあちゃんに会いたかったよ!」

 祖母はそれを聞くと、また満足そうに頷き、ふっとかき消すように
 いなくなってしまいました。

 次の朝、母にその事を告げると、
 「何を朝からボケてるの。そんなことある訳ないでしょ。いいから早く
 顔を洗いなさい」
 と、あしらわれてしまいました。

 結局、あの夜の不思議なことを信じてくれる人は一人もいません。
 夢だったで終らせるにはあまりにもリアル過ぎます。

 大好きだったおばあちゃんが逢いに来てくれた……。
 私には、確かにあったこととしか思えないのですが……。

                         (「視」カテゴリー)


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          ★雲谷斎のイッチョ噛み★

                ▼

「ああ、これは温かい慈愛に満ちた話ですねぇ。お婆ちゃん、心配して
 逢いに来てくれたんですやろ。見守ってくれてるんですねぇ」
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