本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


<読者のコワイ体験談>

【逢魔が時メルマガ2010.4月 ランキンランキン第6位 61.47点





−赤いしずく−


■■■H・Fさん(男性)からの投稿■■■





 私の家の横は、七階建てのマンションでした。
 まだ子供だった頃、マンションの友達とよく鬼ごっこをしていました。

 でも、それだけではすぐ飽きてくるので、エレベーターのボタンを押して、
 七階から一階に降ろすようにし、自分たちは階段を走って降りて、
 間に合った者の勝ちというシャトルランのような遊びをしていました。

 それを三回ほど繰り返した時でしょうか。
 ふと、七階のエレベータの扉を見ると、今までなかったのに、
 爪で引っ掻いて書いたような字で、『STOP』と書いてあるのです。

 誰かの悪戯だと思いましたが、なんとなく不気味だったので、
 そのままエレベーターで一階まで降りました。

 次に何をするか相談して、かくれんぼに決まりました。
 鬼以外はマンションの中に駆け込み、みんなでエレベーターに乗り、
 最上階のスイッチを押しました。

 最上階は七階ですが、誰も押していないのに三階で停まりました。
 ドアが開いても、乗り込む人がいないのです。

 「あれ? どうしたのかなぁ……」

 エレベーターの扉から体を少し出して、辺りを見渡しても誰もいない。
 すると。



 ポチャン……ポチャン……。
 赤いしずくが、どこからか周りに滴り落ちてくるのです。




 その赤いしずくが怖ろしくて、私たちはエレベーターから出ました。
 それはたぶん血だと思うんですが、私たちはパニックになったように
 その赤いしずくから走って逃げました。

 すぐに知り合いのおばさんに話しましたが、相手にしてもらえません。
 仕方なく全員でもう一度見に行きましたが、何も形跡はないんです。

 でも、赤いしずくを踏んでしまった者の靴には、擦っても取れず、
 時間が経っても赤いままの染みがついてしまいました。


                         (「異」カテゴリー)


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          ★雲谷斎のイッチョ噛み★

                ▼

「うーむ、マンション自体が呪われてるというか、良くない者が憑いて
 いるんですやろか? 子供の集団幻覚としても靴の染みがなぁ……」
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