本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


<読者のコワイ体験談>

【逢魔が時メルマガ2010.3月 ランキンランキン第1位 48.60点





−雨の日−


■■■NUMBER10さん(男性)からの投稿■■■





 私は人より霊感が強いらしく、ものすごく暑い夏でも誰かの視線や、
 背筋が凍るような寒気がよく襲ってきます。

 最近、私はよく家の二階の部屋にこもるようになりました。
 学校にはちゃんと行っているけれど、夜になるとご飯を食べた後、
 二階へ招かれるように駆け上がってしまいます。

 ある日、私は二階にいた姉貴が変なことを言った気がしました。
 その日は雨など降っていないのに、姉貴は仰向けに寝ようとしながら
 「ねぇー、今、雨降ってる?」って訊いてきたんです。

 私が「降ってないよ。なんで?」って訊いたら、
 「え? だって、雨が枝に当たって聴こえるじゃん! 特にうちのすぐ
 近くで!」

 「じゃあ、そこに水の事故に遭った人が立ってるんじゃないの」
 と冗談で言ったんです。

 すると、その一週間後……。

 その日も雨が多少降っていて、私は部屋で一人静かにパソコンをしていま
 した。

 すると、誰か小さな女の子の声がどこからか聴こえました。
 聞き間違いだろうと思って、そのまま黙ってパソコンに向かっていたら、
 さっきより、ちょっと大きい声がかすれかすれに聴こえました

「たすけ……て……たす……けて……お……ねが……い……
たすけて…………」

 私はびっくりして、思わず声がした後ろを振り返りました。



 
すると……ぼんやりと透けて、女の子が見えました。



 歳は八歳くらいでしょうか。
 赤い着物を着た、髪が胸くらいまである女の子がじっと私を見つめて、
 「たすけて……」って言うのです。

 私はどうすることも出来なくて、ただその女の子を見ていました。
 やがて、雨の音に声はかき消され、その女の子は消えていきました。

 女の子は私に助けを求めていました。
 しかし、私は何もできずに、ただ見ていることしかできなかった……。

 そのことが、なぜか心残りで堪りませんでした。
 今思い出すと、女の子は南の方を指さしていたような気がしました。

 いったい、南の方に何があるのでしょう……?


                         (「聴」カテゴリー)


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          ★雲谷斎のイッチョ噛み★

                ▼

「雨の日になんかあったんでしょうねぇ。読んでいて、シーンがイメージ
 できる話でしたよ。女の子が何で助けてほしいのか機になるなぁ」
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