本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


<本 編-2009>






∴‥∵‥∴‥∵ 異音 ∵‥∴‥∵‥∴


投稿:E・Hさん(女性)
編集:雲谷斎



まだ娘が四歳ぐらいの時、買い物へ行った帰りのこと。

電車に乗ったのだが、あまり人が乗っていなかったのに、娘も私も
なぜか座る気になれず立っていた。

そのうち、電車がキキキーーーーッと急ブレーキをかけた。
二人でふらっとしたが、間もなく電車はゆっくりと動きだした。

「怖かったねぇ〜」

小さな娘と車内で話をしていた。

すると……。
私たちが立っている前の座席の下あたりから奇妙な音がする。



カラカラ、カラカラカラ……。



『ん、なんだろう? この音……?』

変だなと思っていると、娘が一言。

「……女の子が立ってるよ」

「え?」

娘が指差した先は連結部の外。

「まさか? そこは外よ」

「だって、立ってたんだもん」


すると、また。
カラカラカラカラ、カラカラカラカラ……。

しばらく黙っていたら、電車のアナウンスが響いてきた。



『人身事故がありましたので、この電車は車庫に入ります』




「あの子かな?」

娘が言うので、私が「し〜っ!」。
憑いてきたら困るから黙っていようねと、見ないように電車を降りた。


まさか、あのカラカラカラという音は……骨?




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       <本編「病院異聞」データ>

 ■原作投稿者:E・Hさん(女性)
 ■2009年度 読者が選ぶランキンランキン第5位  66.25点
 ('09年発行の逢魔が時物語」メルマガ掲載話の読者採点結果)

 投稿された話を大切にしながら、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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