本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


<本 編-2010>






∴‥∵‥∴‥∵ おじちゃん ∵‥∴‥∵‥∴


投稿:ゆういちさん(男性)
編集:雲谷斎



僕の伯母には一人の娘がいた。

つまり、僕のいとこに当たるIさんである。



彼女は子どもの頃、霊感が強くてよく霊を見ていたという。

これは娘のIさんが五、六歳の頃のこと。



その夜、伯母は娘を寝かしつけ、茶の間で一人家計簿をつけていた。

ふと時計を見れば、もう夜中の一時。

そろそろ寝なければと、ペンを動かす手を早めようとした。



その時、寝室から娘が大泣きしながら飛び出してきた。

驚いて、宥めながらどうしたのか訊いた。



すると、娘は嗚咽をもらしながら言った。

「怖いおじちゃんがいるの!」



伯母は侵入者かと思った。

その場にあった鉄アレイを握り、寝室へと忍び足で入って行った。

ドアを恐る恐る開けて確かめたが、そこには誰もいない。



「誰もいないじゃないの……」

伯母は茶の間に避難している娘の方を向いて言った。



だが、娘は茶の間から顔を出した途端。

「キャーッ!」

金切り声を上げて、泣きながら伯母の服の裾を必死で引っ張った。



訳のわからないまま、伯母は娘に茶の間まで引っ張られてきた。

泣きじゃくる娘に、いったいどうしたのかを訊いた。




「怖いおじちゃん」が、
        
         伯母の体にぴったりくっついていたという。




伯母のすぐ横で、物凄い形相で睨んでいたそうだ。

さすがに伯母も、その時はゾッとしたという。




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      <本編「おじちゃん」データ>

 ■原作投稿者:ゆういちさん(男性)
 ■2010年度 読者が選ぶランキンランキン第2位  72.88点
 (2010年発行逢魔が時物語」メルマガ掲載話の読者採点結果)

 投稿された話を大切にしながら、雲谷斎が加筆・執筆しました。
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