本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です




−マネキンのような女/1−


          ■■■mazdaさん(男性)からの投稿■■■



   これは私が18才の時の出来事です。
   その頃、私は一人暮らし、といっても自宅からすぐのところに一軒家を
   借りて住んでいました。

   食事は自宅でしていましたが、仕事が終わった後の時間はほとんどが
   自分の部屋でした。

   ある日のこと、仕事の後自宅で食事を終え自分の部屋に帰りました。
   何事もなく就寝しましたが、以前から気になっていたことがありました。
   それは、この家は外からみると二階建なのに、二階に上がる階段がない
   ことでした。

   まぁ、その日はそのことはあまり関係ないのですが、後で調べて見ると
   階段のあるべき場所に、私はベットを置いて寝ていたので、そのことが
   何か関係あったのかなぁ……と思ったりしています。

   その出来事とは……。
   夜中に夢を見ているんだろうと思って、その進行をぼんやりとした意識
   の中で見守っていました。

   それは、私の視線で始まりました。
   玄関から最初の部屋を見ています。
   レコードが散らばっています。ヘッドフォンも見えます。
   うん、いつもの自分の部屋だなぁ……その隣の部屋、私が今寝ている部屋
   です。

   まず、ガラスの引き戸を開け、そしてカーテン。
   ん? なぜか、ここから自分はベットに寝ている目線です。
   あ! 引き戸が開いた!
   カ、カーテンも開いた……。



      
なんと! そこには顔の真っ白な
            
マネキンのような綺麗な顔だちの女性



   しかも着物、じっとこちらを見つめているのです。
   私は非常にあせり、何かしようとするのですが体は金縛りです。

   この時が生涯で初めての金縛りの経験でした。
   声も出ないのです。
   意識の中で「なんで俺のところに出てきたんだよぉ」と思っていました。
   何もできないので、私はひたすら「なんまんだぶ、なんまんだぶ」と、
   繰り返していました。

   すると、気がついた時にはその女性はいなくなっていました。
   ふっと金縛りが解けたので、「ふいぃ〜っ」と一息つき
   手元のめざましで時間を確認したところ、ちょうど4時でした。

   気持ちが悪いので自宅に電話し「今出たんだぁ!」と伝えたところ、
   「なにさ、あんた。気持ち悪いねぇ。もう何ともないから早く寝なさい」
   と言われ、しかたなく電話を切り寝ることにしました。

   しかし、気味が悪いので家中の電気を全部つけて、ラジオの深夜番組を
   かなりのボリュームでかけました。
   すると、仕事とさっきの緊張で疲れていたのかいつのまにかウトウト……
   ラジオの放送の音は頭の中で流れているのですが、気がつくと
   また、金縛りです。

   あせりまくりました。
   また出るんじゃないかと思って……。
   「うわぁ〜っ!!」と思って、また「なんまんだぶ、なんまんだぶ」

   それで、私の田舎は6時に近くのお寺で鐘をつくのですが、その鐘の音と
   同時に金縛りが解けました。
   一晩に2回も金縛りに遭ってしまったので、さすがに疲れました。続
                                (bk242)






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