本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です





黒い影


          ■■■Z.Tさん(男性)からの投稿■■■




   僕は現在25歳なんですが、34歳になる姉が1人いるんです。
   兄弟は姉以外いません。

   よく人から「お姉さんと、だいぶ歳はなれてるんやね」と言われますが、
   自分では別に何とも思ってませんでした。

   僕が中学を卒業した頃に、母親から、
   「あんたには、お兄さんが二人いたんやで。でも、生まれてすぐに
   死んでしまって……あんたも未熟児で危なかったんやで」
   と聞かされました。

   僕はもちろん、兄達に会ったこともないので、
   「ふ〜ん、そうなんやぁ〜」っと思う程度でした。

   何時だったか、もう5年以上前になると思うんですが、その頃、
   僕はやたらと金縛りに遭っていたんですが、一般的にすごく疲れて
   いると金縛りに遭うとよく聞いてたし、金縛りだけで別に何かが
   見えるなんてこともありませんでした。

   その時も、いつもと同じように金縛りに遭っていたんですが、
   その時はいつもと違い、耳鳴りがいつの間にか止んでるんです。
   「あれッ!」っと、心の中で思った時、僕の部屋のドアのノブを
   ゆっくり回す音が聞こえるんです。



    
「ギリギリギリ〜ギ〜ギー」っと、ゆっくりドアが開き、
    
 誰かが部屋に入ってきました。



   僕は仰向けに寝ていて、当然金縛りで動けない状態でした。
   僕がベッドで寝ている足の方にドアがあり、頭の方と仰向けに寝ている
   右側は壁なんですが、ゆっくりと入ってきたその「誰か」は、僕の左側に
   立ち、僕の右側にある壁に左手をつき、僕の顔を覗き込んでるんです。

   その「誰か」は顔もなく、服装などもない、ただの黒い影なんです。
   だた、はっきり言えるのは「男」です。
   間違いなく男なんです。理由や根拠もありませんが、そう感じたんです。

   それと、なぜか恐怖心というものがあまりありませんでした。
   そして、その黒い影は僕の顔を覗き込むと、部屋の暗さと同化するように
   消えてしまいました。

   「いったい何やったんやろう? 誰なんやろう?」
   と思いましたが、死ぬほど怖い訳じゃなかったので、そのまま寝ようと
   思ったんですが、やっぱり怖かったのか僕は汗だくになっていました。

   その黒い影が出たのはその日だけだったので、それほど気にはして
   いなかったんですが、あの黒い影が誰だったのか、心の中に引っかかって
   いました。


   それから、半年ぐらい経ったある夜。
   僕はその時も、金縛りに遭っていました。

   その時は普通のベッドではなく、ロフトベッドで寝ていたんですが、
   金縛りに遭っている時、誰かが部屋にいる気配がするんです。
   「ゴソッ、ゴソッ」と部屋を歩く足音がして、ロフトベッドのハシゴを
   登ってくるんです。

   その登ってきたのは、あの黒い影でした……!
   僕は仰向けで寝ていて、黒い影はハシゴにつかまったまま、僕から見て
   上半身が見える感じでした。

   僕はその時、なぜかその影が自分の兄だと思いました。
   なんの根拠もありません、でも、そう思ったんです。
   亡くなった2人の兄のどちらかはわかりません。

   でも、どちらかの兄だと今でも思っています。
   その後、黒い影は見ていません。             (bk351)






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