本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です





招く手


          ■■■九紋竜史進さん(男性)からの投稿■■■




   あれは私が高2の時、寝てる最中に金縛りによく遭いました。
   原因はよく分りません。

   この頃、生徒会の副会長をしていて、体育祭の準備で凄く疲れていました。
   金縛りは筋肉の極度の疲労で、脳だけが起こされて体が眠っている状態
   でも医学的にはあり得る、と聞いたことがあるので、原因はそれなのかも
   しれません。

   どんな感覚かというと、腹の上に重りがのっかかっているみたいでしたね。
   初体験だったのでそりゃ驚きましたが、疲れていたのと他の人の体験と違い、
   霊気とか呻き声とかの類はなかったので、そのまま寝てしまいました。

   それから連日で金縛りに遭いましたが、別に怖くもなかったし、
   次第に慣れてきて、「あ、今日も金縛りか」と気にも止めなくなりました。
   ここまでは、あまり関係なかったかもしれません。
   本番はここからです。


   また、ある夜も目が覚めました。
   今度は金縛りではありませんでした。

   なんと! 私の体がゆうっくりと、少しずつ天井に浮いていくのです。
   「おぉ! これが空中浮遊か!」と、喜び半分驚き半分でした。



         
しかしよく天井を見てみると、
         
二本の手が突き出ているではありませんか!



   その両手は、抱きかかえるようなポーズを何度もこっちに向かってする
   のです。
   それは、下から見ていておいでおいでをしているようでした。

   一気に肝を冷やした私は水に潜るように下へ降りようとし、ベッドの縁を
   掴んで放しませんでした。

   そして翌朝、私はベッドの縁を掴んだまま寝ていました。
   夢だったのか、それとも現実だったのか、あれはなんだったんだろうと
   思い、天井をしげしげと見てました。

   言い忘れましたが、そこに広島カープのポスター貼ってたんですよ。
   「ちょうど、あの辺から手が出てたんだよな」
   と、何の気なしにポスターを剥がすと、なんと! 

   人の手形が一面に浮き出ているではありませんか!
   速攻でそれを拭き取り、恐ろしくなってベッドの下段で寝る弟と
   しばらくの間、寝る場所を変わってもらいました。

   そうと知らない弟でしたが、弟には別になんともなかったようです。
   いったいなぜ、未だに原因不明です。            (bk372)






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