本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です




−マネキンのような女/2−


          ■■■mazdaさん(男性)からの投稿■■■



   一晩に2回も金縛りに遭ってしまったので、さすがに疲れました。

   6時に鐘が鳴り、金縛りから開放された私は、まだはっきりしない頭で
   昨夜の出来事を整理しようと少ない知識で考えていました。
   自分の人生を振り返り、今まで恨まれるようなことがあっただろうか?

   それとも、この家にまつわる何かがこの恐ろしい一夜を招いたのか?
   わからない……どう考えても理解出来ない。
   私はまだドキドキしていました。

   昨夜の出来事で、睡眠は十分取れていなかったせいもあるのでしょうが、
   とても仕事に行こうというほど体調は良く感じられませんでした。

   実家に行き昨夜の出来事を報告したところ、私の母親も心配だったらしく、
   朝刊の記事が目に入り、よくある「人生相談」というものの広告に目を
   走らせていました。

   その内容は大体次のような内容です。
   ********************************************
    先祖供養・水子供養
    人生の幸せはご先祖様のねんごろな供養から
    あなたは今幸せですか
    大僧正 ○○○ がご相談にのり……
   ********************************************
   (この○○○は、そのお寺のお坊さんの名前)


   母は私の話を聞きながら、その記事がものすごく気になっていたらしい
   のです。
   とりあえず今日は仕事に行き、今晩は様子を見なさいということになり、
   私は無理やり朝食を取り、仕事に向かいました。

   何かあったらということで、母がなぜか数珠を持たせてくれました。
   仕事に行き先輩に昨夜の出来事を話したところ、
   「お前、なんかやったんじゃないの?」などと冷やかされました。

   気のいい先輩だったので「よし、今夜は俺も一緒に寝てやる!」
   と言ってくれました。
   なんだかものすごく安心して仕事を終わらせた私と先輩は、私の家に向かい
   ました。

   夕食を食べ、酒を携え私の部屋に向かいました。



      なんとなく部屋の中が冷え冷えとした感じがしましたが、
      気のせいだったのでしょうか?




   音楽を聴きながら昨夜の状況を話し、少しずつお酒を飲んだりしている
   うちに時間も遅くなってきました。
   ふと見ると、先輩は……先輩は……私よりも先にイビキをかいているでは
   ないですか! オーマイガー!! それじゃ何の意味もないのよ!

   その時の私は、なんとなく変な汗をかいていたのは言うまでもありません。
   すかさず母からもらった数珠を取り出し、しっかりと握り締め、
   「なんまんだー、なんまんだー」と心の中で祈りつつ、やっぱり電気は
   全部点け、ラジオはフルボリュームという状況の中、ふとんに潜り込み
   ました。

   さすがに、幽霊らしきものはその晩は現われませんでした。
   それでも私は生きた心地がしないまま一晩を過ごしたのですが、罰の悪そう
   な顔で起きた先輩と朝食を食べに実家に向かいました。

   朝食の支度を終えた母親が「例の話なんだけど、まだ出る?」
   と私に確認してきました。
   「いや、昨夜は大丈夫だった」そう言いましたが、毎晩先輩に来てもらう
   わけにもいかないので、私のまわりに起きている状況をはっきりと知りた
   かったのは正直な気持ちでした。

   母親は昨日の朝刊の記事を持ってきて、
   「じつはここに相談したら、本人と一緒に来て下さいといわれたので、
   今度の日曜に行こう」と言いました。

   私はなんだかわからないが、安心できるなら行って見ようかということで、
   行くことになりました。続
                                (bk402)






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