本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です





−引きずられる−


■■■百合呼さん(女性)からの投稿■■■




   私と妹は縦長の九畳の部屋で、セミダブルベッドを並べて寝ています。
   いつも妹が先に寝ます。
   その日も妹が先に寝ていたので、私はそっとベッドに入って就寝しました。

   どれくらい時間が経ったでしょう。
   ふと、全身を押さえつけられている感じがして、目が覚めました。
   すると足を引っ張られて、頭が枕からずれています。

   「あぁ、やだなぁ、金縛りかよ……」と思い、
   「眠いんだから、出て行け!」と念じました。



        
すると、また足を引きずられ、
            
完全に頭が枕からずり落ちました。



   そして左側の私の机がある方向から、物凄く悪意に満ちた気配が感じられ
   ました。

   そして、全身を押さえつけられた力が強くなり、徐々にベットに体が沈んで
   いくのです。

   「これはやばい」と私は思い、隣の妹を起こそうと声を出しましたが、
   のどの奥で空気の漏れる音がするだけで、顎はぴくりとも動きません。
   何度試しても駄目。体はどんどん沈んでいくばかり。

   私はとにかく無理矢理動こう! と決心し、足を動かそうと努力しました。
   妹は私の右側に眠っているので、ちょっと右足を動かせば妹を蹴り起こす
   ことが出来ます。

   だんだん体が痺れてきて、もう駄目かもしれないと思った瞬間、
   妹が寝返りを打ちました。

   そこで私の声が出てくれました「○○ちゃん!」と叫んだつもりでしたが、
   ささやき声でした。

   「うぅ〜ん、なぁに? お姉ちゃん」

   妹が返事をした瞬間、私の金縛りは解けました。

   「あ、ありがとう……。今、金縛りに遭ってた」
   「え?! マジで? 大丈夫?」
   「引っ張られたから、ちょっとやばかったかも」

   全身汗びっしょりになっていました。
   妹と手をつないで、お経を唱えて眠りにつきました。

   朝起きてみたら足首に指の痕(っぽい痣?)が付いていました。
                               (bk620)







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