本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「縛」の部屋です





−人の気配−


■■■CLARISSさん(女性)からの投稿■■■




   私はイワユル「霊感」と云うのが、皆無と言っていいほどない人で、
   友達に聞かされる金縛りの色々な体験を半分は羨ましく、半分は自分には
   ない能力でよかったと思っていました。

   昔、「17歳までに金縛りを体験したことのない人は、一生体験すること
   はない」と聞いていたので、すでに25歳になっていた私は、
   「一生金縛りにはならない」と踏んでいました。

   ところが、それは突然起りました。

   いつものように寝ていた私は、突然、意識が覚醒しつつある自分に気づき
   ました。

   それと同時に耳鳴り、そして産まれて初めて体験する体全体にかかる、
   重力とは違う圧力。
   足も手も胴もすべてが一切動きません。

   体から外れたすぐのお布団には圧力を感じない感覚でした。
   なぜだか、それが自分の体だけにかかる圧力だと思ったのです。



             
そして、人の気配……。



   この歳で私は二段ベッドの上に寝ていて、ベッドの柵の右側外に誰かの
   気配を感じました。
   その気配は囁くように私をニックネームで呼びました。

   とっさに私は心の中で「誰?」と叫んでいました。
   その呼び名は特殊なもので、私のまわりの極く一部の人が使う呼び方でした。
   目は開けようと思えば開けられましたが、とても恐くて堅く閉じていました。

   このとき「これは、いわゆる金縛りだ!」と確信していました。
   私はとても恐かったのですが、ひとつ救いなのは「外の人(?)は少なく
   とも、私のことを知っている」ということでした。

   そして、生来の負けず嫌い? も重なって、まったく動かない体は何だか
   負けた気分でしたので、何としても動いてやる。
   そして、この人が誰なのか探ってやる、と思ってしまったのです。

   私は赤ちゃんがよくする感じの仰向けに小さく万歳した状態で寝ていたので、
   懇親の力を左手に込め、右手に重ね両手の力で曲がっている腕を伸ばし
   ました。

   これだけのことをするのに、過去これほど力を使ったことはないくらい
   疲れました。

   そして、外の気配に両手が届いたと思った瞬間、まるでシャボン玉が弾ける
   ように金縛りが解けました。

   驚いたことに私の両手は痺れていて、しかも体勢は小さく万歳した状態
   だったのです。

   私の奮闘はいったい何だったのでしょうか?
   そして、いったい誰が来ていたのでしょうか? 今だにわかりません。
                               (bk683)







本、CDなど、コワイもの逢魔売店にあります


本当にあった怖い体験談を募集しています
読者3万人が震えるメルマガ逢魔が時物語