本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


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トンネルの中で


          ■■■暁政さん(男性)からの投稿■■■




   これは父が23歳のとき、同窓会の夜の帰り道に体験した話です。
   その日は午前一時半を回っていました。
   遅くなったので、急いで夜道をひた走りました。

   三十分近く走り、二つ帰り道がありました。
   一つは人通りの多い明るい道ですが、遠回りの道。
   問題の二つ目の道は近道ですが、事故の多発するトンネルを通ら
   なければなりません。

   父の知り合いのタクシー運転手の話によると、
   「あそこには通る人を事故に遭わせる自縛霊がいるから、どんなに
   遅れてもあそこの道は通らないんだよ」と言うのです。

   迷いました。時計を見ると二時を回っています。
   しょうがなく近い方の道を選びました。
   十分ほど走らせると例のトンネルです。

   ドキドキしながら明るい音楽をかけました。
   トンネルに入ると、黄色いドロリとしたようなランプが流れます。
   音楽のボリュームを上げました。



      
トンネルの真中に来る、急に音楽が止まりました。



   「えっ!」急の出来事に動揺しました。
   すると、急にカチッと巻き戻しがかかりました。
   「きゅるきゅるきゅる」不気味に聞こえています。
   ヒヤ汗が「タラー」と垂れました。

   「きゅるきゅるきゅる」なおも巻き戻されています。
   次の瞬間はっとしました。
   気をとられていたすきに反対車線に入っていました。

   あわてて、またさっきと同じ車線に切り変えました。
   間一発、その後無事にトンネルを抜けました。
   あの時、対向車が来ていたらどうなっていたかを考えると、「ゾッ」と
   します。

   あの後聞いた話によると、トンネル真ん中の壁は白いペンキをいくら
   塗っても黒いシミがまた浮き出てくるそうです。
   それからは、いくら遅くなっても父は遠回りして帰ったそうです。
                               (ij380)






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