本当にあった恐い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「獣」の部屋です




−白蛇−



■■■九紋竜史進さん(男性)からの投稿■■■



   私は乗り物酔いがひどくて、死にかけたこともあるぐらいで、悩んだ時期が
   ありました。
   両親も心配しましたが、「大きくなったら自然に治る」と、そんなに気に
   していませんでした。

   ところが、大きくなってそれはひどくなる一方で、乗って5秒で吐いたこと、
   排気ガスを吸っただけで吐いたこと、吐き気が止まらず胃液が胃の粘膜を
   破って、食べ物も水も食べられず(拒食症に似た症状です)、病院に担ぎ込ま
   れて点滴を打ったことも経験しました。それも三度。

   「このまま福岡から出たくない。このままここで一生過ごしたい」
   と、自閉症気味にもなりました。
   なんとか食事もできるようになり、退院する日、母が迎えに来てくれ、
   一緒に帰ることに(もちろん徒歩で)。

   私は「なんでこんな体に産んだの、母さん!」と恨んでみたり、
   「好きでこんな風に産んだ訳じゃないのに、心配ばっかかけてごめん」と
   謝ったり、それは陰鬱な帰り道でした。

   家の前の一本道の階段を上りかけた時、あるものを見ました。
   (母も見た。証人です)その階段の途中に一本の大樹があり、



         
その根元に、雪のように白い蛇がいました。



   我々に気づき、こっちを睨みつけています。
   「いままでこんな蛇、見たことも聞いたこともないぞ……」
   母は言葉を失っています。
   私も、どうしていいかわかりません。

   立ちすくむってのは、このことだと思いました。
   「せめて、追い払う棒でも転がってたら……」
   そんなものはないし、第一あっても立ちすくんで動けません。

   そうしているうちに蛇は根元の穴の中に帰って行き、母と二人でほっと
   しました。

   不思議なことに、この後、乗り物酔いをすることはピタリと止み、
   修学旅行にも無事行けました。
   普通の人には何でもないことなんですが、私にとっては奇跡ですね、
   新幹線に乗れるなんて。                 (km378)






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