本当にあった恐い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「獣」の部屋です




−蒲団に入る猫−



■■■紗稀さん(女性)からの投稿■■■



   私の一家は7年ほど前に、千葉から今の駒沢へ引越してきました。
   薄情にも、私が交通事故で入院しているうちに引越作業は行われました。

   しかし、この際に猫が一匹行方不明になったと聞かされました。
   白地にキジトラの斑が入ったウサギ尻尾で、1歳未満の雄猫でした。
   野良の子だったんだろう、尻癖の悪い子でした。

   いくら野良の子と言っても餌の取り方も知らないし、道路用地に引っかかり
   立ち退きがはじまっていたので残飯も少なく、ましてとりわけ雪のよく
   降った年の寒空。

   探しに行って見つかる保証もないし、そう長く生きられる訳はないな、と
   思って諦めました。
   それから少し経った、ある寒い夜です。

   眠っていると誰か(猫)が蒲団に入りたがって、やってきたような気が
   したので、反射的に蒲団を持ち上げました。



    
私の脇腹に猫の柔らかく、しっとりした毛の感触が伝わりました。



   しかし、翌朝になると蒲団に入ってきた猫はいませんでした。
   これ自体は勝手な生き物だけに珍しいことではないですが、その日私は
   部屋のドアをぴったり締めていたので、猫なんか入れない状態だったのです。

   さらに、他の猫は朝まで母親のところで眠っていたそうです。
   あの行方不明の子が、戻ってきたんでしょうか?
                              (km408-2)






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