本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


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−ススキの原の女−


■■■Y.Cさん(男性)からの投稿■■■


   20年以上前、私がまだ7歳くらいの頃です。

   私の背より高くなろうかというススキが生えていましたので、秋だったの
   でしょう。

   そこは私の近所の山の中にある、ススキが一面に生えている平坦地です。
   広さはどのくらいあったのでしょうか、子供でしたのでとてつもなく広く
   感じられました。

   さて、私と弟がそのススキの中で遊んでいると、弟がお腹が痛いと言って
   苦しみだしました。
   兄弟二人で遊びに来てましたので、親もいなければ大人もいませんでした。

   山を下って帰れるほど弟の腹痛は楽なものでなく、私は困ってしまいました。
   すると、女の人が来たんです。



           
そう……どこからか、突然現れたのです。



   その女の人が困っている私を見て、弟を介抱してくれました。
   すると、弟の腹痛は治りました。
   私はお礼を言いました。

   その女の人は、背の高いススキの中をサワサワと歩いて去って行きました。
   私も子供でしたので、その女の人の上半身だけがススキの上に見えていま
   した。

   と、どうでしょうか、私達から30メートルも離れないうちに、その女性
   はひょいと宙に浮いたかと思うと空に消えてしまいました。

   天に昇るというのはああいう感じなのでしょう。

   不思議と私に恐怖感はなく、助けてもらってありがとうという気持ちで
   一杯でした。

   家に帰ってその話をしましたが、人によって天女様だという方もいたり、
   山の神様だと言ったり、よくわかりません。
   そう言えば、弟も女の人に助けられたとは言ってもどんな人かは忘れて
   いました。

   私も髪の長い女の人という以外、記憶がありません。
 
                                (sh575)







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