本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


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−墓地の人−


■■■さよさん(女性)からの投稿■■■


   これは、まだ私が幼かった頃の出来事です。

   私の通っていた小学校の隣には、規模としては かなり小さいうらぶれた
   感じの墓地がありました。

   ある日の午後のこと、ふと墓地の中に明かりが見えたように思い、そちらの
   方を振り向くと、なるほど確かに墓石の上がぼんやりとローソクを灯した
   ように、明るくなっています。

   よく見てみると、なにやら人の顔も見える。

   「あそこの、お墓に人がおるのん初めて見たなぁ……」

   そんなことを思いながら歩き出した時、その顔の大きさが妙に気にかかり、
   もう一度振り返ってみる。

   すると、先程までとは違い、いやにはっきりと「それ」の表情までもが
   よく見える……。

   女だと思っていた「それ」は、髪をざんばらにした男であったことに気づく。

   それに、普通の1.5倍はありそうな大きな顔!?
   その下は? おかしい……。



       
通常なら、首の下に存在するはずの胴体がない?!



   そう、顔の下にはその奥にある墓石が見えているのです。
   「顔だけ?」幼いながらに、言い知れぬ恐怖を感じた私は家に向かって、
   夢中で走りだしました。

   今でも、あのあまりにも無表情な顔が忘れられません。
 
                                (sh583)







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