本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「妖」の部屋です





−からす天狗−


■■■立花風雅さん(女性)からの投稿■■■



高野山奥の院ですが、色々な者が棲んでいます。
本堂に近くなるほど、奥の方の苔むした墓のあいだを頻繁に
見え隠れするものがいます。

幽霊や妖怪などの下等な者とは違う、意思を強く感じる者。
人間より自然に近いその気配は、こちらをうかがいながら
移動を繰り返しています。墓の陰に隠れながら。

私の様子を伺っているのか、はたまたいつも人間の様子を
見ているのかはわかりません。

私が思うにはあれは、「天狗」と呼ばれた者たちではないで
しょうか。



それも「大天狗」などではなく、
からす天狗と呼ばれる者たちでは……と。



からす天狗たちは3人ぐらいいるようです。
魔界と人間界の狭間を封印したといわれるこの場所で、
永い間彼らは生き残ってきたのかもしれません。

昼間でもうっそうとしたこの地に、闇の力を感じるのは
私だけではないようです。

それ以外にもたくさんの下界にはない気配がここには
満ちています。

魔界と人の世の狭間ではまだまだ人間でないものが息づいて
いるようです。

                        
yo2734







本、CDなど、コワイもの逢魔売店にあります


本当にあった怖い体験談を募集しています
読者3万人が震えるメルマガ逢魔が時物語